白金校舎内の紅葉が盛りを迎えています。そのせいか校舎内に銀杏がたくさんあるなぁ、と気付かされる時期だったりもします。そしてそのほとんどに「港区保護樹木」という看板が掲げられています。正門からの銀杏並木には全て掲げられていますし、中庭の銀杏やそれ以外の樹にも同じプレートがたくさんかけられています。「保護樹木」に指定されていますが、学生団体の立看板が一部くくりつけられているのは大学ならではのご愛嬌。全て大木なので、明治学院をずっと見てきたんだろうなぁ、と感じます。
一番有名な明治学院の樹といえば、正門前道路にはみ出ている大銀杏でしょうか。二代目総理井深梶之助が明治学院の土地を東京市に譲渡する際、この銀杏を残すことを条件にしたそうです。じゃまだなぁという感じに都バスがよける姿に、ちょっとした学院の歴史が関わっていたのでした。
因みに私のお薦めはヘボン館真裏にある銀杏の大木です。日陰に在りながら、ヘボン館に負けじと立つ姿は見事です。是非真下から見上げてみてください。(T.C.)